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【音楽家 近藤彩音】

 打楽器・ハンマーダルシマー奏者、絵描き、作編曲。東京音楽大学付属高等学校打楽器科を2011年に卒業、国立音楽大学打楽器科中退。3才からピアノを始め9才から打楽器を始める。2012年から度々ドイツ、チェコに渡欧し芸術を学ぶ。チェコフィルハーモニー管弦楽団主席ティンパニスト ミハエル・クロウティル氏にティンパニを師事。父であり指揮者の近藤久敦氏に音楽の基礎から幅広く教えを受ける。2016年夏には中東発祥の打弦楽器”ハンマー・ダルシマー”と出逢い、独学して奏法を習得。

現在、打楽器とハンマー・ダルシマーの演奏家、打楽器・ピアノ・音楽理論・音楽指導、映画出演などフリーの音楽家として活動

 

2021年8月からドイツ・ベルリンを拠点に活動の幅を広げる。

2023年3月/ベルリンのプライベート美術館 The Freurle Collection と年間計5回のコンサート契約を結ぶ。

2023年夏、ベルリン・シェーネベルク市役所にて練習を重ねるアマチュアコーラスの指導者に就任。

ドイツ国内外の活動: 2023年7月チェコ/Akademie-komorní-hudbyでゲストティンパニ奏者で参加。

2023年9月チェコ/Dvořák Prague Festival 23で打楽器奏者として出演。

2024年7月チェコ/International Association for Music Education in Pragueで打楽器指導を行う。

8月チェコ/ŠEVČÍK ACADEMYにゲストティンパニ・打楽器奏者で参加、同オーケストラと、Young EURO Classic  Festival に参加しKonzerthausBerlinで演奏。

9月スコットランド/Beyond Borders Scotland Festivalで演奏。

2024年9月/自動車会社KiA助成のKiA-programmで難民施設公演を17回行う。

日本: 中高大学の吹奏楽・管弦楽部や一般吹奏楽団体・個人への音楽指導も全国で精力的に行なっている。作編曲は主に打楽器作品やハンマーダルシマーの作品、管打楽器アンサンブル作品、特殊編成の為の小編成作品を手がけている。

 

受賞歴: 2013年3月『中国音楽理事会主催 国際音楽コンクール』打楽器部門一位及び中国駐大阪総領事賞、2013年3月『東京国際芸術協会 第57回TIAA全日本クラシック音楽コンサート』マルチパーカッションで奨励賞、2018年8月『第一回日本奏楽コンクール』LuneSonneで入賞、2020年8月『World Bach Competition』BoulderBachFestival professional部門ハンマーダルシマー第4位。

 

東海ラジオ TOKYO UPSIDE STATION, TV2018年~2019年 BSフジ 《世界の音楽~ハロー!クラシック》,2020年8月 Moreish TV (スコットランド),2020年9月 UP WORDS MAGAZINE (インド)などメディアに多数出演。

 

2022年10月、チェコで開催された第16回Cimbalom World Congressにドイツチームとして演奏参加。

 

絵描きとしては2021年には千代菊酒蔵(岐阜羽島)とのコラボで日本酒ラベルデザインを担当するなど地道に活動の幅を広げる。

 

Sony Music「STAND UP! CLASSIC」第1期メンバー、日本弦楽器演奏家協会JASIPチーフプロデューサー。

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Photo : Martina Kohnova

【絵描き Hanane Kondo】

 2歳の時に絵画教室へ通い出してから今に至るまで、独自のスタイルで絵を描き続けている。 現在、自身の絵と曲そして演奏をコラボさせたコンサートを企画・開催する他、グループ展やフェスティバルに積極的に参加している。

2019年4月にはフランスのサンリス市で開催された「第一回アート・サクレフェスティバル」、2020年1月にはベルリンで開催された「ジャパンフェスベルリン」に油絵を出展した。

​2020年9月10月には、東京・新大久保にて初の個展【絵と音の個展】を4日間行う。約120点の作品展示とソロコンサートを開催した。

2021年には千代菊酒蔵(岐阜羽島)とのコラボで日本酒ラベルデザインを担当。

--主催企画--

【絵と音の個展   Exhibition and Concert Project】

・個展コンサート

・YoutubeにてVideo公開 /by Ayane Kondo from2020 

『Ayane hanane Kondo Musik Konzert in Berlin  2021,2022』

Ayane Kondo Presents-FLOTTWELL BERLIN HOTEL KONZERT

【メディア】

〜ラジオ〜

・2015年6月   FM戸塚(83.7MHz ) 「学生時代☆ラジオ」

・2016年6月   YBS(山梨)ハーモニックハート

・2019年3月   FM82.2・エフエム八ヶ岳「Waniスタ・ランチタイム on Wednesday」

・2019年9月   東海ラジオ TOKYO UPSIDE STATION 

〜TV〜

・2018年~2019年   BSフジ 《世界の音楽~ハロー!クラシック》

​・2020年8月 Moreish TV (スコットランド)

・2020年9月 UP WORDS MAGAZINE (インド)

  『 打楽器奏者になるまで:"打楽器の音につられて" 』

     

 母のお腹の中にいるときから、私の周りにはいつも音楽があった。流行に関係なく、母はクラシック、ジャズ、演歌、ロックなど、あらゆるジャンルの音楽に傾倒していた。一方、父は幼い頃から音楽家としての才能があった。1970年代には、日本政府の奨学生としてホルンを片手にベルリン芸術大学に留学し、帰国後は指揮者、指導者としても活躍している。この父の音楽人生は、私が子供の頃から聞かされていた話題の中心であった。ベルリンが、父のように将来の故郷となりうる空間として私を捉えたのである。

 

音楽や美術に熱心な一般家庭と同じように、私も幼少の頃から多くの楽器を経験してきた。そのどれもがしっくりくることなく8歳を迎えようとしていた。それどころか、音楽よりもテニスに夢中の幼少期を過ごしていた。ある日、父が出演するコンサートホールに一緒に行った時のこと。オーケストラがリハーサルを行っている間、小さかった私はいつものように誰もいない客席に座り、演奏されている楽器を観察し始めた。すると打楽器セクションから奏でられる音に目と耳を奪われ、打楽器がオーケストラに輝きとダイナミズムのエッセンスを加えていることに気づいた。その時、一瞬で打楽器の音に魅了された。

 

『ハンマーダルシマーとの出会い』

 2016年のジリジリとした夏、阿佐ヶ谷の小さな楽器屋さんでのコンサートにお訪れた。これから人生を変えるような出来事があるなど考えることもなく、私はプログラムのパンフレットを手に取った。ステージでは日本人ミュージシャンが、見たこともないエキゾチックな楽器で、世界中の伝統音楽やクラシックを演奏し始めた。その音色は深く、パイプオルガンを聴いているような明るさと、大教会の窓から反射する光を見るような輝きを放っていた。直感的に「これだ!」と。打楽器の音に魅了された幼少期と同じ感覚に出会えたのだ。

 

『私の芸術の哲学 「演奏することで身体と心をつなぐ 』

 音楽、正確には楽器の演奏は、私の感情を探る官能的な身体体験であり、つまり演奏は私の身体と心を結びつける試みなのです。インスピレーションを得るために、私は生き生きとした物質を捕らえますが、人間とは関係ない、むしろ地球上の自然の一部であるようなものを捕らえます。人間関係ばかりに気を取られていると、問題が複雑化し、その謎を解き明かすことができず、体が参ってしまうのです。私は、自分自身を確立するために、再び、リズムとメロディーのある曲を演奏することに注意を払い、指の動きから音へと変化させます。リズムとメロディーからなる音楽で、私たちが確実に安らぐことができる短い時間を生み出せたらと思っている。そして、願わくば、アーティストとして、この生涯続く演奏の習慣が、人々の人生の瞬間を変えることに貢献できるのであれば、音楽家としてこれ以上幸せなことはない。 2022.12.24    執筆 Junsang Lee

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